【転職】ぼくが竹中工務店をやめた理由

こんにちは、建築太郎です。

今回は、

私が大手スーパーゼネコン竹中工務店”を退社した理由

を書いていきたいと思います。

新卒で入社をし、約5年間現場監督(施工管理)として働いてきました。

しかし、私は転職の道を選択しました。

その理由を書いていきます。

現在、建設業界で仕事をし、現場監督という職に就き、

将来に対する不安を抱えていたり、

転職を考えている方にぜひ読んでいただきたいです。

f:id:iittaa:20191019155103j:plain

関連書籍


人と自然をつなぐ建築・都市 竹中工務店の環境建築

なぜ竹中工務店に入社したのか

私がなぜ新卒で竹中工務店に入社を決めたのか、

それについては、下記のブログで書いているので、

ぜひ併せて読んでいただければと思います!

私は、竹中工務店が第一希望で、入社した後もその気持ちに変わりなく

今でも竹中工務店は大好きです!

architecture-worker.hatenablog.com

はじめて転職を考えた

私が初めて、転職を現実的に考えたのは、4年目に入ってすぐの4月です。

理由は、一級建築士の資格を取得したためです。

以前から漠然と転職は、頭の片隅にありました。

しかし、

”今の自分が外に出て通用するのか”

”最低3年は続けないと”

という気持ちがあり、転職を現実的には考えていませんでした。

そこで、資格というわかりやすい武器を手に入れることで、自分に自信を持った。

とともに、

一級建築士の資格を持っているのに現場監督をやってるのって勿体無くない??

と考え、転職エージェントに登録をしました。

転職をやめる

結局、このときは一、二度エージェントの方の面談をし、

求人票を拝見しただけで、選考へとは進みませんでした。

はじめて、転職をはじめて思ったこと

・自分の市場価値の高さ

竹中工務店の待遇の良さ

この2点を知ることができました。

資格と現職の経験からなる、市場価値の高さ

それに見合わないほど現職の高待遇です。

ここで、分かったことが転職をするのならば、

有名企業含め、チャンスのある求人は多数あること

現段階でより高待遇へは、厳しい(年収中心。働き方は、除外。)ことです。

なぜ転職活動をやめたのか

・現職の業務が忙しい

・現職が楽しい

この2点が、1回目の転職活動をやめた理由です。

その時配属されていた現場が、竣工まで半年を切っており、

転職活動を行うヒマはないほど忙しかったです。

更に、忙しくも4年目となり、

仕事が自分の裁量で進めれるようになっており、とても楽しかったです。

自分の仕事を進めるためであったら、

月に100時間近い残業をしても、大して苦ではなかったです。

そのため、転職する必要ないじゃん!と思い、1度目の転職活動を終了しました。

2度目の転職活動

1度目の転職活動から、約1年6ヶ月後。

私は、2度目の転職活動を始めました。

そして、この転職活動で竹中工務店を退職することとなります。

2度目の転職活動をはじめたキッカケ

・結婚

・異動 

この2点です。

この一年は、とても変化の多い年でした。

  3月 現場竣工→異動(現場応援)

  5月 結婚

  7月 応援の現場竣工→異動

  8月 転職活動スタート

10月 転職活動終了

12月 竹中工務店 退職

結婚

自身の将来に対する考え方が大きく変わる。

異動

会社に対する不信感が芽生える。

この2つのキッカケが、転職活動を本格化させてくれました。

 転職を決めた理由

転職活動を本格スタートし、第一志望の会社から内定をいただきました。

そして、その会社への転職を決めることとなります。

転職を決めた理由

・現職でのキャリアプランが想像できない

・建設業界と改正労働基準法

・働き方重視

・自分のやりたかった仕事

以上です。

前半2つは、現職をやめた理由

後半2つは、転職先を決めた理由です。

一つづつ、掘り下げていきます。

現職でのキャリアプランが想像できない

私は、建築技術系の採用枠で竹中工務店に入社をしました。

活躍の場としては、花形は現場監督です。

しかし、内勤での見積りや安全管理、品質管理、計画など様々な業務があります。

入社した当初は、いつかは現場所長になることを夢見ていましたが、

実際に仕事をしていくうちに

自分が所長になる自信がなくなると共にその憧れは薄れる

ことになりました。

そして、現場以外、内勤での業務を考えましたが、

やりたい仕事、やりがいを感じる仕事を見つけることができませんでした。

建設業界と改正労働基準法

2019年4月に改正労働基準法が、制定されました。

これまでの36協定は、建設業界は、除外をされていましたが、今回の改正によって、猶予期間5年をもって、月残業時間45以内+年間残業時間360時間以内という法に拘束されることになります。

内部で働いていた身からすると、現実的な時間ではないと感じており、これを会社及び社員として実現するためにより多くのサービス残業が増えてしまうのでは、と考えています。

(現状では、月残業時間は80時間以内という制限が設けられているため、ほとんどの社員が79.5時間まで残業をつけ、それ以降はサービス残業をおこなっている例もあります。)

これは、ある会社のみではなく、建設業界全体に言えることです。

そのため私は、転職先をディベロッパー業界にしました。

働き方重視

ここから、転職先を決めた理由です。

・残業時間が20時間程度

・完全週休二日制+祝日休み

・年間休日120日以上

これらを転職先の選考基準としました。

私が考える将来の姿を実現させるために、必要な条件です。

必要最低限の給与を稼ぎ、自分及び家族のために時間を使う

これは、”残業時間≒給与”以上の価値あるものだと考えています。

自分のやりたかった仕事

これが最も大事な理由となります。

大学時代から街づくりやコミュニティに対する問題解決に興味を持っていました。

しかし、新卒時代にその業界を受けなかった理由は、

・そもそも知らなかった

・建設業界に入社することが建築学科生が就活成功のお手本

今思えば、つまらない理由で大事な新卒のカードを使ってしまったなという考えもあるかもしれませんが、後悔はありません。

学生時代と社会人になってからの働くことに対する考えは、全く変わりました。

仕事をいわゆる仕事として考えるのではなく、

もっと自分に正直に、やりたいことをやるべき

と考えるようになりました。

そして、現在の転職先を選択しました。

もちろんそれに見合った、待遇、給与すべてを求めるのは少し贅沢かもしれません。

まとめ

現場監督から転職をしようか、と考えている皆さん

ぜひ一度はじめてみるべきだと、私は思います。

私自身、一度は転職活動をはじめてみて、やめています。

それによって、

自分の立場や環境がより客観的にわかる!

そこから、現職に残るのか、転職はじめるのか、がスタートラインです。

私は、竹中工務店も現場監督という仕事も大好きです。

しかし、転職をおこなった理由は、

自分の人生のバランスを考える

これを考えた時に、自分にとっての正解が転職に至ったからです。

現場監督は忙しいです。

仕事中心で他のことを考える暇もないかもしれません。

しかし、私としては一度、手足を止めて、自分の10年後、20年後の姿を想像して見てほしいです。

いくつかの答えが見えてくるかもしれません。

オススメ記事 

architecture-worker.hatenablog.com

architecture-worker.hatenablog.com

architecture-worker.hatenablog.com