【資格】現場監督に一級建築士免許は必要なのか【施工管理】

こんにちは!建築太郎です。

今回は、

現場監督に一級建築士免許は必要なのか

の記事を書いていきます。

現場監督(施工管理)の仕事をしている中で、目指す資格は二種類あります!

・一級建築施工管理技士

一級建築士

この二つです。

まず”一級建築施工管理技士の資格は、”THE 現場監督”の資格のため、

取得を目指すのは、現場監督をはじめとする建設現場で働いている人がメインです。

一方、今回記事を書いていく一級建築士の資格は、

現場監督だからこそというよりは、建築系の仕事に就く人であれば、

ほぼほぼの人が取得を目指す資格です。

そのため、難易度は高く、世間的な知名度も高い資格です。

”一級施工管理技士の資格があるなら、一級建築士の資格は目指さなくてもいいんじゃないか”

”現場監督が一級建築士もってて、メリットはある?”

などの疑問を持ち、受験を悩んでいる方々にぜひ読んでいただきたいと思います。

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一級建築士とは

一級建築士とは、国土交通大臣から認可を受けた国家資格です。

詳しい業務範囲や受験資格などは、公益財団法人建築技術教育普及センターのHP

https://www.jaeic.or.jp/smph/shiken/1k/index.html)に記載してあるので、

参考にしてみてください!

現場監督に必要??

現場監督として一級建築士の免許が必要か不必要か

はっきり言って必要では、ありません!

そもそも現場監督になるために必要不可欠な資格はひとつもありません。

現場監督という視点ではなく、

建設現場という視点で話した場合、現場にはいなければいけない人(役職)がいます。

・統括安全衛生責任者

・現場代理人

・監理技術者

以上、3名です。

現場の工事看板に名前が記載する方々であり、同じ人が兼ねても構いません。

(また、工事の規模により専任でなくて良いです)

まず、2つ

”統括安全衛生責任者”と”現場代理人”ですが、

こちらは、必要資格はありません!

現場ごとで勝手に任命するものなります。

そして、

”監理技術者”です。

こちらは、監理技術者の資格が必要となります。

この資格を取得するためには、一級建築士や一級建築施工管理技士の一級国家資格を持ち、監理技術者講習を受講する必要があります。

そのため、監理技術者になる場合は、一級建築施工管理技士の資格で十分であり、しかも監理技術者の面から考えると、一級建築士<一級建築施工管理技士になります。

資格取得のメリット

現場監督に一級建築士免許は、必要ではありません。

しかし、なぜ多くの現場監督が一級建築士免許の資格取得を目指します。

それは、なぜでしょうか。

現場監督が一級建築士免許を取得するメリットをあげていきます。

・給与面

・待遇/ポジション

・知識

・モチベーション

・転職に有利

などなどがあります。一つづつ解説します。

給与面

会社にもよりますが、

多くの場合で、資格取得に対する報奨金資格手当(多い会社では、月5万円)や

基本給のアップが期待できます。

受験前に一度会社の制度を調べて見ましょう。

待遇/ポジション

現場における同僚、上司、職人、番頭からの評価が上がります。

そして、扱いが大きく変わる点は、面白いです笑

私自身、初めて仕事をする職人でも、

一級建築士免許を持っている=優秀”

と思ってくれ、素直に仕事をやってくれるようになり、

とても仕事がしやすくなりました。

建設現場は、そのようにすごくわかりやすい職場です。

特に一級建築施工管理技士はもっている監督は、多いですが、

一級建築士を持っている監督はかなり少ないです!

それゆえに、評価が上がりやすく、仕事がしやすくなります。

知識

一級建築士の科目の中で、現場監督の業務に活かせる科目が2つあります。

”施工””法規”です。

学問としてこの2つを学び、知識を得ることで、

より現場監督の仕事に対する理解が深まります。

そして、自身の理解のもと、仕事に取り組めるようになるため、

より仕事が楽しくなります。

モチベーション

一級建築士の資格は、難易度の高い資格であり、知名度の高い資格です。

そのため、資格取得は社内だけではなく、世間でも評価をされます。

私自身、資格を取得したことを、SNSに上げた際、

建築に関係のない多くの友人、知人から賞賛を受けました。

周りから褒められるというのも、大きなメリットであり、

自身のモチベーションアップに繋がります。

転職に有利

もっとも重要なメリットです。

現場監督の仕事をしており、一級建築士の免許取得を目指している方の多くが、

いずれ転職をすることが頭の片隅にあるのではないでしょうか。

終身雇用が当たり前ではない世の中です。

経験だけでなく、資格を取得しておくことは、自分の財産となります。

特に転職活動では、自分の現場での知識や経験を披露できる機会などありません。

資格は、転職において”最もわかりやすい武器”です。

私も転職が成功したのは、一級建築士免許のおかげだと考えています。

なによりそれ以外で強くアピールできる点がありませんでした。笑

また、一級建築施工管理技士の資格ももちろん武器にはなりますが、それが武器となるのは、同業他社の現場監督への転職の場合のみです。

転職先は、現場監督以外が良いという気持ちはないでしょうか。

まとめ

現場監督にとって一級建築士免許は必要ではありません。

しかし、私自身、現場監督の立場でありながら、一級建築士免許を取得しました。

現場監督にとって、一級建築士免許とは

必要以上の価値のある資格

一級建築士免許をとって、マイナスだったことはありません。

ぜひ、一級建築士免許は現場監督にこそ取得してもらいたい資格です。

持っていて当たり前でない世界です。

副次的なメリットがいくつもありますよ。

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